昨日、歩いているときに、ふと気づいたことがある。
仕事がうまくいく為に、どういうことが大切なのか。
まず、うまくいかないパターンというのは、
「どうやったら沢山人を集められるか」
「どうやったら儲かるか」
「どうすれば、自分のキャリアにとってよいか」
といった問いに頭が支配されているとき。
短期的に成功をしても、これは決して長続きしない。
しばらくすると、またゼロから、「どうすれば集められるかな」というサイクルにはまってしまう。その繰り返し。
そうではなく、徹底して、
「どうすれば、来てくれた人たちが、ものすごく、究極的に『満足し、喜んでくれるか』」
これを考え抜くこと。
それを考えると、ビジネスにとっても自分にとっても大切な
「顧客の満足、顧客にとっての価値」
をデザインできるようになる。
たとえば、ある講師を海外から招いてエグゼクティブ向けにプログラムを企画しよう、と昨日考えていた。
最初は、
「ああすれば、何人は集まるかな」
「この人数で収益はトントンかな」
「ビジネス的な収益配分は・・」
などと考えていて、これは全くだめ。アイディアが浮かばないし、自分自身楽しくない。
そうではなく、
「どうすれば、参加者が、『ありえないほど満足してくれるか』」
の切り口で考えてみた。
そうすると、いろいろアイディアが浮かぶ。
世代や年齢を問わず、あの人にも協力してもらいたい、この人にも、とイメージがふくらむ。
おそらく目指す全体像が魅力的なら、多くの人が協力してくれるだろう。
そこには、当然、「自分のキャリアがどうか」「収益配分は」などという考えは入らない。
ただ、ひたすら、「価値」の創造に向かっている。
だから、結果的に、「得られるもの」も「人脈と人間関係」も大きくなる。
当たり前のようなことかもしれない。
「ビジョンが大切」と口ではいつも言っている。
しかし、実際に具体策を考えるときに、忘れてしまっていること。
来てくれる人、相手側、顧客側が
「ものすごく満足して、感謝して、人に紹介してくれる」
ようなサービスや商品を、考えてみることで道が拓ける。
この記事へのコメントはありません。