「生産性」って、そういうことじゃないんだよ。。と言いたい件 #577

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久々にブログを書きます。

日々のコンサルティングで改めて気づくことも多く、いろいろ書きたいことが溜まってきています。

マネジメントをする人にとって大切なことは何でしょうか。

それは、働く人の仕事を「生産的に」してあげることです。

この「生産的に」とか「生産性」って、よく使われる言葉ですよね。
管理職の方は、よく使いますね。

そして、この「生産性」という言葉、社員にはとっても「ウケ」が悪いです。

まず、反応としてよくあるのが、

「生産性向上って、、もうこれ以上は限界だよ!」

みたいな反応です。

これは、「生産性」という言葉が、

「あるリターン(結果)を生むのに投資するインベストメント(投資)をなるべく最小に抑えろ」

というニュアンスで受け取られているパターンです。

実際に、管理職側もそういう意味で使っている人が多いです。

けど、これは古くからある「工場における生産性向上」の発想から、抜けられていない人です。
すなわち、「リターン」がある程度明確だった時代の発想から、抜けられていないのです。

今、問うべき「生産性」の主役は、むしろ

「リターンは何か?」

の方です。

簡単に言えば、

「その仕事は、どんなリターン(つまり、顧客にとっての価値)につながっている?」

を上司も部下も徹底して話し合って、目指すリターンを再定義するべきということです。

目指すリターン自体を見直せば、自ずと実施する仕事(インベストメント)も変わってきます。

そうすれば、

「そもそも、目的を考えると、この業務、もう必要ないんじゃないか?」

「この会議をやっていても、欲しいリターンは得られないんじゃないか?方法を変えよう」

という発想が生まれます。

結果、本当の意味で「(価値を)生産する」仕事に、人々の仕事が変わっていくのです。

そして、「ああ、仕事が何かを生み出している充実感がある」と社員のモチベーションも上がってきます。

変化の激しい時代、組織が目指す「リターン」は刻々と変化します。

お客が価値と感じるものが、急速に変化するからです。

それを、変化しないものとして捉え、「効率的にせよ」的な管理だけに邁進する管理職に、もはやマネジャーの資格はありません。

本当の意味で、人々が「イキイキと価値を生産する仕事とは?」

これを真摯に問い続け、メンバーと対話して生み出せる人が、これからの時代に成果を上げて信頼を得られるマネジャーなのです。

働く人

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